お塩と血圧について

2015年頃、血圧が高かった。病院に行くと血圧降下剤が処方された。対処療法というやつだ。以後、食事にも気をつけ、極力塩分を控えた。しばらくやっても、薬を飲まないとやはり血圧が高い。本当に塩分と血圧は関係があるかと疑問におもった。人の体内には、決められた量の塩化ナトリウムが必要で、代謝にとって非常に重要な役割を持っている。塩分濃度は、常に一定になるように水分とともに塩分が調整されている。塩分を多く摂ると,のどが渇くのは、塩分濃度を下げるために水分の補給が必要だからだ。すると何が起こるか、当然血液量が多くなり、全身に循環させるために心臓に負担がかかり、血圧を高めることになる。慢性的に塩分を多く摂ると血圧が高くなるのはうなずける。塩分を減らしても血圧は直ぐには下がらない。もう一つの要因は、体重である。体重が重たくなると当然血液量も増えることになる。逆に言うと、体重を減らすことも、血液量も減り、心臓への負担を軽減することになる。塩分を減らすことだけでは、血圧を優位に下げることにならない理由がここにある。塩分を減らすことは、下手をすると、本来必要なミネラル分を摂らないことにつながることもある。特に現代の化学塩(ある意味純粋な塩化ナトリウム)を多用していると、その可能性が大きい。昔の塩は、海塩で、成分は非常に豊富だ。そして、海は、生命の源で、底には、生命が営まれるに必要なミネラルが豊富だ。塩分は良い塩を適量摂ることが重要だ。そして、体重を減らすことが、血圧を下げることに非常に重要ということだ。10kgくらい減らすと、血圧も正常値になり、降圧剤の服用から解放された。

中国で見つけた美味しい海塩

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です